2011年09月17日
ガイド養成講座
今日は 野守池と天王山の植物散策 です。
台風の影響で降ったり止んだりのなか、野守の池へ。
滑るかも と用心してトレッキングシューズに雨合羽も持参。
講師は原 敏明先生。
原先生は野守池だけでも82種の植物の資料を用意して下さった。
興味深いものばかりであった。
私の実家は泉屋といって酒屋と豆腐屋ですが、昔から えのき とも呼ばれていました。
ひいじいさんの頃なにしろ大きな榎のそばで商売をしていたとか。小さい頃から榎なる木が気になっていましたから今日は間近でみられて長年の気がかりが解決!
2番目の写真はくさぎ。
昔の人は春一番の葉を摘んで干して、保存食にしたようです。
飢饉などの備えに天井裏に蓄えたとか。
春野町で古い家を壊した時、クサギが沢山出てきて、虫もつかずネズミもかじってなく調理したら美味しかっそうです。何しろ臭いから虫もつかないとか!
いつぞや大日山の諦真尼様から調理したものを頂いた事があります。諦真尼様いわく 今や高級食材!だそう。
美味しかっですヨ!
そのクサギも本日ウヲッチング。
1番の収穫は3枚目の写真のカラムシです。
カラムシとはイラクさ科の苧麻のこと。
越後上布や小千谷縮の繊維となる植物です。
東北だけの植物かと思っていたので、こんなに身近にあるなんてビックリでした。
カラムシ カラを蒸して繊維をとるからこの名になった。
上杉謙信はカラムシの栽培を奨励した と原先生が話されました。
福島県昭和村では今も栽培し織っている。
極上の麻糸。
それは 東北の手仕事になる品物を伝える 暮らしのクラフトゆずりは 店主田中陽子さんの著書 ゆずりはの詩 の中で紹介されていた。
身につけた時の涼しさと着心地のよさはこの上なく、つやがあり美しい。裃にも使われ、日本の2大原始布と呼ばれ、1000年も前に中国から伝えられた。
憧れの布のカラムシ!
いつか、こんな私でも身に纏うことができるかしら。
野守の池の端で、雨の中、御対面デシタ。
Posted by 朝日園 at 23:01│Comments(2)
この記事へのコメント
自分の身の回りの植物について、このように色々と解説付きで教えていただけるなんて、「ガイド要請講座」なるものはとても、自分にとっても有意義ですね。
また、ご自身も教えていただいた植物について調査されて深くご自分の知識とされている。
朝日園さんの知識の深さはこんなふうに培われているんですね。
積極的に学ぶ場を確保して、教えていただいたことについてさらに色々調査研究する・・・
私も、見習わねば
がんばろう!!
また、ご自身も教えていただいた植物について調査されて深くご自分の知識とされている。
朝日園さんの知識の深さはこんなふうに培われているんですね。
積極的に学ぶ場を確保して、教えていただいたことについてさらに色々調査研究する・・・
私も、見習わねば
がんばろう!!
Posted by 宗昭 at 2011年09月19日 06:53
宗昭様
家山駅前におりますといろいろな人から様々な案内を求められます。
その時、引き出しが沢山あればあるだけ広く深く楽しくご案内ができると思うので「ガイド要請講座」はとても有意義で有り難い講座です。
勿論、自分自身の為にも。
これから川根の古文書などについてもご講義頂けるので楽しみです。
またお知らせしますね。
がんばりましょう!
家山駅前におりますといろいろな人から様々な案内を求められます。
その時、引き出しが沢山あればあるだけ広く深く楽しくご案内ができると思うので「ガイド要請講座」はとても有意義で有り難い講座です。
勿論、自分自身の為にも。
これから川根の古文書などについてもご講義頂けるので楽しみです。
またお知らせしますね。
がんばりましょう!
Posted by 朝日園 at 2011年09月19日 11:09